レッドベリルの評価基準は
①カラット(重さ、大きさ)
②テリ(輝き、光方)
③カラー(色の鮮やかさ)
④インクルージョン(内包物)
の4つの項目を全体的に評価し、価値が付けられます。
これは自社の査定基準ですので他店によって異なる場合がございます。
レッドベリルとは?
ベリル(緑柱石)とはエメラルドと同じ鉱石で
別名「赤いエメラルド」とも呼ばれています。
なぜこのレッドベリルが人気なのかというと
まずは色合い。
ルビーやガーネットの赤とは違うネオン系の鮮やかな
レッドカラーが人気の一つです。
イタリアンレッドに近い明るいレッドカラーの美しさは
ハイジュエリーとして扱われます。
そしてレッドベリル最大の人気に理由は希少性にあります。
もともとアメリカのユタ州のワーワー鉱山からしか採掘できませんでした。
それも過去の話で現在では唯一、レッドベリルを採掘できたワーワー鉱山が
クローズしてしまい現在は流通している物しか入手できません。
エメラルドと同様、レッドベリルにはインクルージョン(不純物)を
有したものがほとんどです。レッドベリルは原石の時点で大きい物が極めて
少なく、小さい原石が多いです。
原石に不純物があるとその分ルースカットが難しくなり、キズが多いと
カット段階で割れてしまう可能性があるためほとんどのレッドベリルは
小さい物です。
したがって0.5ct以上あるレッドベリルは非常に珍しく
1ct以上はまさに奇跡の領域といえるほどの希少な宝石となります。
かつて取れた鉱山で採れたレッドベリルは原石のままカットがされていない
状態のものも取引されておりコレクターアイテムとして扱われている場合も
あります。