エメラルドの産地について

エメラルドは宝石の一つとして、とてもメジャーでかつ
人気のある鉱石です。
しかし天然ものであるがゆえに
世に出回っているほとんどのエメラルドは
多くのキズや内包物を有します。
一般的にはその傷を隠すための処理が行われていたり
人工的に耐久度を高くするなどの下地処理されているものが
ほとんどです。

そして主に
コロンビア、ブラジル、ザンビア、ジンバブエ、マダガスカル、パキスタンで
発掘されるエメラルドですが実はその土地によって
エメラルドに有されるキズや内包物に若干の差があることはご存知でしょうか?
このページではその「差」を解説いたします。

産地差による解説

【コロンビア産】

現在コロンビアはエメラルドの最大の産出国とされており
そのパーセンテージはおよそ60%です。
最高品質とされるエメラルドは
コロンビアにある「ムゾー鉱山」で採掘されます。
ムゾー鉱脈で採掘されるエメラルドはクロムを含んでおり
鮮やかな発色を生みます。
ムゾー鉱山の母岩石は石灰石で内包物が黒くならないため
鮮やかな発色を妨げません。

【ザンビア産】

ザンビアで採掘されるエメラルドは
生産シェアパーセンテージ15%とコロンビアと比較すると
少なめではありますが、高品質のエメラルドが取れることが多く
中にはAクラスが発掘されることもあります。
比較的小さなサイズで高品質なエメラルドが取れ、
青みがかったグリーンがザンビアの特徴でもあります。
含有成分はクロムではなくパナジウムを有しております。
採掘された時点では形が崩れたものも多くザンビア産のエメラルドは
主にエメラルドカット以外のカットが施されます。

【ブラジル産】

ブラジルのエメラルド生産シェアパーセンテージは
12%とザンビアよりわずかに低い産出国となっております。
ブラジル産の特徴としては
パナジウムによる発色で
非常に濃い青みグリーンが特徴です。
大きなサイズが取れることもありますが
高品質が採掘されることはごくまれです。

【ジンバブエ産】

ジンバブエで採れるエメラルドは
小さいものが多く
発色の特徴は黄色みかかったグリーンが特徴です。
生産シェアは3%と多くはないですが
欧米ではアクセサリーとしてジンバブエ産のエメラルドが
ブランド品に使用されているそうです。